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今回のCDに収録したそのほかの曲についてもメモしてみたよ。
●若き滋賀県民の悩み
投稿ネタでびわ湖一週ドライブのネタが多かった。
滋賀県の青春のポピュラーな形ってのがあるんかなと思った。
そういうのをオールディーズな曲調で紹介する曲は
面白いやろなと思った。
歌の名前はゲーテの『若きウエルテルの悩み』のパロディ。
悩みという文字とカイツブリたちのミスマッチも面白いと思った。
●赤コンニャクのうた
投稿ネタでも多かったけど、まさにおれもコンニャクといえば赤で、
世界中がそうだと思ってた。
実は全くそうじゃなかったことを知りちょっとショックだった記憶がある。
なんでなんだろうなと思ったんよ。
あんなに美味しいのに、どうして日本中にもっとアピールしないのかと。
それでできたのがこの曲。
有名になるとか、スターになるとか、
赤コンニャクにはどうだってええんやろうな。
近くの人に愛されているから。
幸せな食べ物やな。

●旅するびわこさん
ちえこが歌い手なんだけど、あいつの声質を活かす曲を作りたかった。
おれは歌に限らずモノを作るとき、関わる人間をスペシャルにすることを心がける。それはおれがカントクだから。
作品づくりを通して仲間をスペシャルにできたら最高やね。
そんなカントクにおれはなりたい。
びわ湖の歌っていろいろあるけど、なるべく他にあるもんはやりたくない。
そこでびわ湖は旅の途中だというコンセプトで歌を作った。
これはあんまりナイと思う。
いつまでも親とびわ湖はあると思うなよ、と。
●年齢がバレる歌
投稿ネタがどんどん集まってきて、どれもオモシロイ。
だからってそれをそのまま出しても芸がないわな。
そこでみんなの投稿をパズルみたいにつなぎ合わせて、
オモシロイ企画を組む。
「ふと口にしたら年齢がバレるネタ」みたいな
コンセプトで組んだのがこの曲。
あるんやね、やっぱり。そういうネタが。
それを知っているということは、おたく、今●歳くらい?ってカンジで。
年齢がバレるというネガティブなものを笑いに変えるには?
そこで浮かんだのがラテン系のあの刹那なパッションやね。
パッと燃え上がるような。異国情緒漂うようなイントネーションで
「ネンレイバレル!」とか言ったらオモシロイな〜と思った。
●告白の唄2 誤解編
投稿ネタで近江舞子を女の子の名前と勘違いしたってのがあったんよ。
オモシロイよね。
萌えなんて表現に変えたらもっと際立つなと思ってハメてみた。
おれはいつもあるあるネタを歌詞に組み込むとき、
引き出す作業をしているんだと考えてる。
投稿ネタから引き出すのは投稿者自身の面白さ。
投稿ネタを作品に変えながら、
投稿者に作者になってもらうこと。
それがカントクでもあるおれの仕事やね。
●飛び出し坊やの歌
飛び出し坊やが日本で一番多い県が滋賀県だとよく聞く。
実際にそういう投稿ネタが多い。
それよりもおれが驚愕しているのは
これだけ飛び出し坊やのキャラが県内の道路の周りを占拠しているのに
おれらには何の違和感もないことなんよ。
ふつう、こんなにキャラがいたら、ちょっと気になってもいいはず。
街中、ふつうにキャラだらけやん。
子どもを思う気持ちが強くて、それが滋賀県では当たり前になってる。
飛び出し坊やって、ご年配がたくさん作ってるんやって。
これからの世代に希望を託す思いもあるんやろうか。
この熱いスピリッツをガッツンガッツン伝える歌にしてみた。
●滋賀恋
世代をこえて滋賀で恋した思い出が集まって歌になったらステキやな。
この企画を思いついたとき、おれは天に感謝した。
こういうことがしたかったんやと思った。
それでみんなから滋賀県で恋したはちゃめちゃエピソードを集めてる。
いま幾つだろうが関係ない。
現在の10代の子たちと同じような瞬間を送ってきたわけよ、みんな。
その記憶を組み合わせておもしろ作品にした。
ぜひこの作品はシリーズにしたい。
●ボク知ってるもん2
知ってるもんの1では、サビの部分を最初に持ってきた。
曲の面白さを出すためになんだけど、その結果、
ダジャレの数が少なかった。
それで2からは冒頭のサビを省いてみた。
ダジャレが増えて結果的に印象が増したように思う。
知ってるもんは特に小さな子どもに愛されるアニメ歌にしたいと思ってる。
ダジャレで覚えた地名を通った時に
「ワニがいない和邇ってここだよ」なんて親子で話せたらステキやね。
●虎姫竜王
虎姫と竜王に住む10代の子たちが、喜んでくれたらウレシイ。
その思いだけで作った。
たとえば渋谷あたりで青春してるティーンもいるやろう。
のどかな田畑に囲まれて部活帰りに青春してる子もいる。
ときめきたい気持ちの強さは変わらんやろうな。
虎姫や竜王だけじゃなくて日本中の若い子に伝えたいことがある。
歌を通していろいろ表現できたらいいなと思っている。
●野洲のおっさんカイツブリ
投稿で野洲方面の方言ということで「〜しらった」というのが届いた。
必ずしも野洲の方言かどうかはおれにはわからんが、
面白いな〜と思ったんよ。
それでインスピレーション働かせておっさんカイツブリが生まれた。
いろいろ“しらった”けれど、どれもどうということはない。
そうした日常の風景をクールな楽曲に乗せて躍らせたら
オモロイやろな〜と思った。
●告白の唄3 不思議編
かなり投稿ネタを盛り込んでる。早口コトバみたいになって
なかなか簡単に歌えなくなってるよ。
なかでもビッシーのネタは笑った。
そういやあったな、ネス湖のネッシー、びわ湖のビッシー。
一瞬の迷いもなくキャラ化を決めた。
3番を不思議編にしたのはビッシーの存在も大きいけれど
知ったかぶりもできないほどハテナなネタが集まってたから。
おれは投稿ネタをサクッと並べて
パズルを組み合わせるみたいに何度も並べ替えて見る。
そのうち共通テーマが見えてくるんよ。
不思議編とか誤解編とか、そうやって決めている。
●HOPカードの女
HOPカードとか平和堂の投稿がものすごく多い。
やっぱりみんな思い入れがあるんやね、このスーパーに。
お母さんのマネしてHOPカード持ったら大人になった気がしたって、
そんな女性がおれの周りにもいた。
だから投稿があったとき、みんな同じようなこと感じてるんやなと
あらためて思ったよ。
小さい頃からおれやおれの周りの人は「平和堂さん」って呼んでいた。
量販店さんでそれはすごいことなんよ。
平和堂さんには見失ってほしくないものがある。
この歌はそういうメッセージでもある。
●はだか天国
これも知らない人には全く分からない歌やね。
はだか天国とかジャングル風呂の投稿は多かった。
それをどんな世界観にして歌にするか思案したんだけど、
子どもの頃におれは行ったことがあるから、それをそのまま書いてみた。
おれらが子どもの頃はテレビゲームが家庭にある時代じゃないから
外でばかり遊んでいたんだけど、
その外で遊ぶ冒険ごっことはワケが違ったね。
ワニとかいるジャングルみたいな舞台で、素っ裸だったワケよ。
風呂だから。
まさに裸の心臓がドキドキしていたね。
そんなエンターテイメントな風呂があの時代にあったなんて。
ステキな思い出。
●浮気の歌
これはフェイク。ウワキの歌と読んでしまうやろ?
よこしまな想像しちゃいそう。
本当はふけの歌と読むんよ。
実は珍しい地名の読み方を紹介するだけの歌。
大げさにピーナッツみたいなサウンドで紹介したら面白いなぁと思った。
「穴太と書いてあのぅ〜♪」地名の読み方を紹介してるだけなのに
笑いがこみあげてくる。
こうした面白地名の投稿がたくさんあったんだけど、
さて、どう料理しようか迷った。
それで素材のよさをストレートに出そうと考えたんだけど、ハマってる。
●ボク知ってるもん3
ダジャレの投稿ネタで刑事なんてワードが出てきて腹かかえて笑った。
おれがダジャレネタの投稿をやろうと思った理由は
子どもでも投稿できるから。
あるあるネタはやっぱり大人が多いんよ。
ダジャレ投稿は大人も子どもも多い。
近くの子どもと一緒におもしろ作品を作るなんて楽しいよな。
うん楽しい。おれ、そういうのワクワクする。
知ってるもんは歌いだしの1発目のダジャレと、
連想したダジャレでしめる最後のフレーズが大事。
お子ちゃまたちのチカラを借りて(もちろん大人からも)
3番もうまくハマッた。
●おあいにくさま
投稿ネタの中には自虐ネタもある。地域を盛り上げることが目的なので、
それをそのまま歌にするのはどうかと思っている。
だから、マイナス面を「おあいにくさま!」とハネ返すような
タフな歌にしてみた。
80年代のニューミュージック風の曲にしたら
オチャメさも出てええ感じやった。
ちょっとブラックな要素があるので
アニメに登場するカイツブリにもサングラスをかけた。
バンド名はカイツブリ&カブリシャス。
もちろん、ペドロ&カプリシャスのパロやね。知らん?
●おんぶむすめ
この歌のアニメには“恋ツブリ”っていうキャラが登場するんだけど、
カワイイねぇ。
おんぶむすめは、おれ名前も好き。
おんぶおばけを知ってる人なら懐かしいニオイがするんちゃうかな。
日曜の夕暮れ、帰り道で子どもをおんぶして歩くおれがいる。
昔、おれらもおんぶしてもらってたんやもんね。
あの安堵感は子どもの特権。
そのおんぶがずっと続いてきたんやね、この滋賀県で。
●告白の唄4 こんがらがり編
千葉と滋賀とよく聞き間違えます、という投稿ネタも多いね。
こんがらがり系のみんなのネタを集めたら面白い作品になった。
運動会のフィナーレに江州音頭を踊るというのも面白いネタやね。
フォークダンスの代わりとしても、盆踊りで踊ったところやん!
というツッコミが入りそう。
今回のCDには告白の歌が4つも入ってるから、
それぞれ編曲を変えてみた。
いろんな雰囲気の告白の唄を楽しんでもらえると思う。
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